無料イラスト・アイコン素材4サイトを利用規約まで比較【商用OK・でも"できないこと"が違う】

無料のイラスト・アイコン素材は、いまやクレジット表記なしで商用利用できるのが当たり前になりました。

だから本当に気をつけるべきなのは、「使えるか」ではなく——

「何をやったらダメなのか」。ここがサイトごとにまったく違います。

とくに クライアントワーク(受注仕事) と AIへの利用 は、見落とすと規約違反になりかねません。つくるログ掲載の定番4サイトについて、利用規約を実際に読んで整理しました。

この記事は 2026年9月時点で各公式サイトの利用規約を確認した内容です。規約は変更されることがあるので、使う前に必ず公式でご確認ください。

結論:早見表

サイト素材商用クレジット特に注意すべき点
ICOOON MONOモノトーンアイコン◎不要ジェネレーターの素材にするのは禁止
Loose Drawingゆるい線画イラスト◎不要加工自由。素材自体の販売は禁止
ソコストシンプルなイラスト◎不要著作権譲渡の案件では使えない/AI利用禁止
たぬきフォント日本語フリーフォント◎不要フォントファイルの販売のみ禁止

4サイトとも、商用利用が無料でクレジット表記も不要です。差が出るのは右端の列です。

共通していること

まず、どのサイトにも当てはまる点から。

  • 商用・非商用、個人・法人を問わず無料
  • クレジット表記も使用報告も不要
  • 素材そのものの再配布・販売は禁止(作品に組み込んで使うのはOK)
  • 著作権は放棄されていない(「無料」=「著作権フリー」ではありません)

サイトごとの「できないこと」

ソコスト ─ クライアントワークでは要注意

ソコストはクレジット表記不要・点数制限なしで、使える範囲もかなり広いです(ウェブ、アプリ・ゲーム、SNSのアイコンやヘッダー、広告、書籍、教材、YouTube、テレビCM、パッケージ、ロゴまで)。

ただし、見落とされがちな条件が2つあります。

  1. 著作権の譲渡が必要な案件では利用できません。 規約に「クラウドソーシングやクライアントワークなどで著作権の譲渡が必要になる場合はご利用いただけません」と明記されています。受注仕事で使う人は要確認です
  2. AI関連の利用は禁止。 「AI学習や画像生成の参照画像として利用すること」「生成AIなどのAIサービス・ツールにアップロードして別の画像を生成する行為」が禁止事項に挙がっています

加工については線引きが具体的です。サイズ・色変更、文字入れ、トリミング、反転、簡単な合成、アニメーションはOK。一方で、顔を変える/違う人物に見える加工/ベースにして別のイラストにする行為はNGです。

ICOOON MONO ─ ジェネレーターの素材にはできない

6,000個以上のモノトーンアイコンが、連絡不要・無料で使えます。WEBやDTPの紙媒体だけでなく、パワポやエクセルの資料素材としても使えると明記されています。

特徴的な禁止事項がこれです。

素材をアイコンやフォント作成などのジェネレーターの素材として使用する事も禁止

自分でツールを作る人(個人開発者)は、ここに注意してください。ほかに、再配布(無料・有料問わず)と、素材販売サイトでの販売が禁止。直リンクも控えるよう案内されています。

Loose Drawing ─ 加工の自由度が高い

「事前連絡・確認なしでご自由にご使用ください」という、かなり開かれたスタンスです。商用・非商用、個人・法人を問わず無料で、編集や加工も可能。

禁止されているのは、イラスト自体をコンテンツ・商品として再配布・販売する行為(LINEスタンプなどが例示されています)と、著作権を侵害する行為です。著作権はLoose Drawingに帰属します。

たぬきフォント ─ 使える範囲がとても広い

「たぬき油性マジック」など手書き系の日本語フォントを配布しているサイトです。代表作のたぬき油性マジックは、個人・商用問わず、ほとんどの場合に無料。

規約で無料利用が明記されているのは、WEBサイト、印刷物(同人誌を含む)、映像、ゲームへの埋め込み、iPhone/Androidアプリ、フォント埋込みPDF。さらに出版社が発行する雑誌・書籍・CD-ROMへの収録も無料で、利用報告も不要です。

禁止は明快で、フォントファイル(TTF本体)の無断販売と、改変・トレースしたものをフォントファイル形式にして販売する行為のみ。なお、詳しい条件はフォントに同梱されている readme.txt に記載されています。

各サイトの規約をくわしく

→ 一覧で比べたいときは 画像・デザインの利用ルール早見表(商用・クレジット・再配布・加工を1つの表に)

目的別の選び方

  • 受注仕事・クライアントワークで使う → ソコストは著作権譲渡案件で使えないため、Loose Drawing や ICOOON MONO を検討。いずれにせよ案件の条件を先に確認するのが安全です
  • 資料・パワポを見やすくしたい → ICOOON MONO(資料素材としての利用が明記されています)
  • 人物のイラストで説明したい → ソコスト(ポーズ・表情・年代などの分類が細かい)/Loose Drawing
  • 手書き感を出したい → たぬきフォント

画像まわりで一緒に使えるツール

音の素材については 無料BGM・効果音サイト5つを利用規約まで比較 でまとめています。


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※本記事は2026年9月時点で各公式サイトの利用規約を確認して作成しています。条件は変更される場合があるため、利用前に必ず公式サイトをご確認ください。