無料の文章チェック・校正ツール5つを比較【貼った文章はどこへ行く?】

文章校正ツールを使うとき、多くの人が無料のものを探します。でも、仕事の文章を扱うなら、もうひとつ確かめておきたいことがあります。

「この貼り付けた文章、サーバーに送られているの?」

社内資料や顧客向けの文章なら、これは無視できない問題です。ところが、この観点で比較した記事はほとんどありません。

そこで、つくるログ掲載の5ツールについて、チェック内容・登録の要否・文章の処理場所を、各公式サイトの記載を確認して整理しました。

この記事は 2026年9月時点で各公式サイトの記載を確認した内容です。仕様は変更されることがあるので、重要な文章を扱う前に必ず公式でご確認ください。

結論:早見表

ツール何をチェック登録文章の処理
モジスウ文字数・バイト数など不要ブラウザ内で完結(送信しないと明記)
読みやすさチェッカー読みにくい表現をハイライト不要ブラウザ内で処理(と明記)
enno.jp誤字脱字・タイポ不要サーバーへ送信(保存はしないと明記)
Shodo誤字・敬語・表記ゆれ必要クラウド(AIは学習しないと明記)
可読性チェックツール読みやすさを100点で採点不要公式に明記を確認できず

この記事の核:文章はどこで処理される?

ブラウザ内で完結する(送信されない)

モジスウは「入力した内容はサーバーなどに一切送信されず、すべてお使いの端末上で処理される」と明記しています。機密文書や個人情報を含むテキストでも安心して使えると公式に書かれているのは、このジャンルでは貴重です。

読みやすさチェッカーも「文章はブラウザ内で処理します」「入力されたテキスト情報は収集していません」と明記。ただし公式自身が「重要な文章の取り扱いにはご注意ください」とも添えています。

送信はするが、保存しない

enno.jpはサーバーに送信してチェックする方式です。ただし「チェックされる文章はデータベースやログや外部サイトなどに一切保存していません(サイト運営者も読めません)」と明記されています。

さらに親切なことに、初回送信前に確認ダイアログが出て、「個人情報を含む文章、社内や顧客の文章は、送信前に関係各所の了承を得てください」と注意が表示されます。この姿勢は信頼できます。

クラウドだが学習されない

Shodoはクラウドサービスですが、「ShodoのAIはお客様の文章を学習せず、さらに意図しない著作権侵害も起こしません」と明記。FAQでも「一切、AIに学習されません」「チャットAIと違い、他のユーザーに漏洩するリスクはございません」と説明されています。

記載が確認できなかったもの

日本語文章可読性チェックツールは、入力と同時にリアルタイムで採点される作りですが、処理場所についての明記は公式で確認できませんでした。重要な文章での利用は、念のため避けるのが安全です。

目的別の選び方

誤字脱字をしっかり見つけたい → enno.jp

2013年から運営されている老舗で、AIではなくエラーパターンの蓄積で動くため動作が安定しています。公式も「誤検出および無関係なエラーを極力排除」「他の校正ツールやAIチェックと組み合わせるのに適しています」と位置づけています。

全角句読点「,」「.」やソースコードを含む理工系の文章にも対応。登録不要です。

敬語や表記ゆれまで整えたい → Shodo

日本語特化のAI校正・校閲クラウドです。文章を勝手に書き換えず、変更を提案するのが特徴(汎用のチャットAIとの違いとして公式が挙げています)。

無料の「ベーシック」プランは永年無料・1名までで、文章校正は1回1万文字まで。記事の執筆・相互レビュー・バージョン管理まで含まれます。二重敬語の検知や表記ゆれ自動チェック、ブラウザ拡張やWordアドインは有料プラン(プレミアム月1,000円〜)です。

文章を「読みやすく」したい → 読みやすさチェッカー/可読性チェックツール

読みやすさチェッカーは、読みにくい箇所を色分けします。赤=「という」「こと」などほぼ不要な表現、黄=「〜が、」、緑=指示語、水色=1文60文字以上、青=1文100文字以上、紫=カタカナ英語、茶=ひらいた方がいい漢字、灰=「たり」。敬体→常体などの修正候補を出す機能もあります。

生成AIではなくルールベースで動くこと、そして「採点はエンタメ要素です。真に受けすぎないでください」と正直に書かれているのも好感が持てます。

可読性チェックツールのほうは、平均文長・漢字密度・句読点密度・ひらがな密度の4指標から100点満点のスコアを出します。重みは平均文長35%・漢字密度25%・句読点密度25%・ひらがな密度15%。目安(1文40文字以下、ブログの漢字密度15〜25%など)も解説されているので、改善の指針になります。

文字数を数えたい → モジスウ

文字数・スペース除外・バイト数・単語数・行数・段落数をリアルタイム計測。X(280字)やInstagram(2,200字)、meta description(120字)、原稿用紙(400/800字)の文字数制限チェックも内蔵。UTF-8とShift_JISのバイト数切替もできます。

おすすめは「組み合わせ」

enno.jp自身が「他の校正ツールと組み合わせるのに適しています」と書いているとおり、1つで完結させる必要はありません。

書く → 読みやすさチェッカーで表現を整える → enno.jpで誤字を潰す → モジスウで文字数を確認

この流れなら、すべて無料・登録不要でまわせます。機密性の高い文章なら、ブラウザ内処理のツールを中心に使うとより安心です。

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※本記事は2026年9月時点で各公式サイトの記載を確認して作成しています。仕様・料金は変更される場合があるため、利用前に必ず公式サイトをご確認ください。